2006年に作られた若年性アルツハイマーをテーマにした映画です
渡辺謙と樋口可南子が夫婦役で、ご覧になった方も多いと思います
昨夜、BS朝日でテレビ放映されていましたので
妻と一緒に見ながら、お互いに感想を述べ合っていました
私にしても今だから判る、今だから言えることなのかもしれませんが
画面に映る一つ一つの事が身にしみてきました
崩れていく記憶、取り戻す事のできない記憶
どうすることも出来ないままに、ただ時間が過ぎていくことの辛さ
「これだけは忘れてはいけない」と奥さんの名前を書き込んだカップ
そのカップを握り締めながら奥さんを忘れていくシーンで映画は終わりますが
その時の樋口可南子が見せた演技は、私の胸を打ち、妻の胸を打ちました
妻も、6年間と言う長い義母の入院生活の中で
その後半に至って自分の事を忘れていく義母の姿を見つめてきています
私も、もう私の名前を呼んでくれない父
私のことを「にほんこく」と呼んだ父の声を思い出し
もう戻らない記憶の果てに、何があるのだろうと考えてしまいます
映画の場合は、特に若年性アルツハイマーなので
主人公達はまだ50代半ば
まだまだ長い人生の行く先を考えると、言葉に言い尽くせない辛さを感じます
そんな映画を見たせいでしょうか
私も、私の記憶が消えないうちに、父と母との介護戦争を書き綴ろうと思います
これから介護を経験しなければならない方々のために
私の経験が少しでも役に立てばと思います
