先日、実家の大掃除をしている時に、偶然に見つけたもの
それは、父が書いた一通の書簡でした
「火事にあったと思って、全て廃棄処分します」と言う決意で
一つ一つを見ることなく
手伝いに来てくれた仲間たちと「廃棄」に頑張っていました
しかし、残すべきものは目に留まるものです
これまで3回の「廃棄作業」でも、幾つかの品物が残りました
今回のものもその一つと思います
他のものと一緒に廃棄される瞬間に目に留まったものでした
今日は、その書簡をご紹介したいと思います。
二〇三九年の東脊振村 村長殿へのメッセージ
五十年後の村長さん
親愛の情をこめて、そう呼ばしてもらいます。私は仲間たちと力を合わせて、村制施行百周年記念塔の建立をはじめ、権現山南麓整備事業・農業集落排水事業・田手川親水事業などいろいろの事業に着手しました。
その中で一番私を駆りたて、喜びと期待と夢をもたせてくれたのは、他ならぬこの記念塔の建立とタイムカプセルの収納でありました。
今、私は五十年後を夢み、東脊振村の輝かしい発展を心に描きながら、毎日を精いっぱい勤めています。願わくば、お会いすることは絶対にないと思う五十年後の村長さんよ・・町長さんではあってほしくない、たとえ、人口が七千人以上であっても・・
私が就任直後「すばらしい桃源郷をつくりあげることを目標に頑張ります」と村の人々に声高らかに宣言した、そのような村になっていることを願いながら、先人の境地より、私がこよなく愛した故郷「東脊振村」と村の人々の幸福を、私の仲間たちと共に見守っています。
地球規模での不安材料もたくさんあります。しかし、さらにさらに楽しい村でありますように、あなたの仲間と共に精を出してください。
五十年後の村長さん万歳!
第十六代村長 福島俊彦(65才)
平成元年一九八九年十月吉日
